伊藤高德税理士事務所

  • 相続財産・相続人の調査

    もし近親者が亡くなった場合、自分が相続人になるのか、相続人になる場合にはどのような財産を相続するのかを確認しておくことは、相続の方針や遺産分割などの今後負担する税金の見通しをたてるためにも非常に重要です。■相続人とはそもそも相続人とは、被相続人(亡くなった方)の遺産を相続する人のことをいいます。相続人は遺言で指定...

  • 相続発生から相続税申告までの流れ

    ①相続発生(被相続人の死亡)相続は、被相続人の死亡によって、相続人の意思に関わらず自動的に開始します(民法882条)。この時点(被相続人の死亡による相続の開始を知った時点)を起点として、様々な期限が設定される中、相続の様々な手続きをこなしていくことになります。②死亡届(死亡から7日以内)まずは、亡くなった方の死亡...

  • 相続法の改正と影響

    改正がされるまでは、相続人が複数いる場合、被相続人(亡くなった方)名義の預金口座は、原則として、遺産分割が終わるまで誰も引き出すことができませんでした。生活費を被相続人の口座で管理していた場合、遺産分割が終わるまでの生活資金が枯渇してしまうケースが生じていました。改正によって、遺産分割が完了する前に、預貯金口座か...

  • 生前対策をしておくメリットとデメリット

    遺産分割協議は全員の同意が必要であるため、相続人同士で揉めることが予想される場合には、遺言などで遺産分割方法を定めておくと良いでしょう。また、生前贈与をすることで、そもそも生前に遺産をある程度将来の相続人に振り分けておくことで、そもそもトラブルが生じることを未然に防ぐことも可能です。■生前贈与のデメリット・手間が...

  • 相続税の節税と対策

    相続税を節税することによって、相続人は出費を抑えることが可能です。もっとも、適切な節税を行わなければ、過少申告と判断され加算税を課される場合もあり、注意が必要です。■生前贈与生前贈与とは、生前にする贈与のことです。通常の贈与と同じですが、特に相続を控えた人が行う贈与という意味で、生前贈与と呼ばれることが多い傾向に...

  • 不動産が相続にある場合の対処

    換価分割とは、遺産を金銭に換えて、相続人で分割する方法をいいます。相続財産となっている土地を不動産屋に売却して、その売却代金を相続人で分配する方法がこれにあたります。②代償分割特定の遺産を相続人に承継させ、承継を受けた相続人が他の相続人に対して、相続分に応じた金銭を支払う方法をいいます。例えば、遺産であるマンショ...

  • 相続放棄を行うメリットとデメリット

    相続放棄をした場合、最初から相続人でなかったものとみなされます。相続放棄手続が無事完了した場合、その後の遺産分割手続や相続税の納付などの面倒な手続きから解放されます。②被相続人(亡くなった方)の借金などを背負わずに済む相続財産は、現金や預貯金口座、不動産などのプラスの財産のみならず、借金やローン、損害賠償債務など...

  • 遺産分割協議とは

    遺産分割協議とは、法律上の相続の割合(法定相続分)に基づいて、他の相続人と遺産の分け方(遺産分割)について話し合う民法上の方法をいいます。■遺産分割の方法遺産分割の方法には、協議・調停・審判の3つの方法があります。この中で、裁判所を利用せず、相続人のみによってできる方法が遺産分割協議です。相続人の全員の同意によっ...