伊藤高德税理士事務所

  • 不動産が相続にある場合の対処

    不動産が遺産にある場合、不動産の財産価値の評価をはじめとして、相続手続きの様々な場面で対処が必要です。■不動産の遺産分割方法不動産を遺産分割する方法の種類としては、①換価分割②代償分割③現物分割があります。①換価分割換価分割とは、遺産を金銭に換えて、相続人で分割する方法をいいます。相続財産となっている土地を不動産...

  • 相続放棄を行うメリットとデメリット

    相続放棄とは、民法の方式にしたがってなされる、相続財産を一切承継しない旨の意思表示のことをいいます。■相続放棄のメリット相続放棄のメリットは、以下の2点が挙げられます。①面倒な相続手続きから解放される相続放棄をした場合、最初から相続人でなかったものとみなされます。相続放棄手続が無事完了した場合、その後の遺産分割手...

  • 遺産分割協議とは

    遺産分割協議とは、法律上の相続の割合(法定相続分)に基づいて、他の相続人と遺産の分け方(遺産分割)について話し合う民法上の方法をいいます。■遺産分割の方法遺産分割の方法には、協議・調停・審判の3つの方法があります。この中で、裁判所を利用せず、相続人のみによってできる方法が遺産分割協議です。相続人の全員の同意によっ...

  • 相続財産・相続人の調査

    もし近親者が亡くなった場合、自分が相続人になるのか、相続人になる場合にはどのような財産を相続するのかを確認しておくことは、相続の方針や遺産分割などの今後負担する税金の見通しをたてるためにも非常に重要です。■相続人とはそもそも相続人とは、被相続人(亡くなった方)の遺産を相続する人のことをいいます。相続人は遺言で指定...

  • 相続法の改正と影響

    約40年ぶりとなる相続法の大改正によって、どのような点が変わっていったのでしょうか。下記にてご紹介いたします。■自筆証書遺言の方式が緩和されます相続法改正によって、自筆証書遺言の方式が緩和されます。改正がされるまでは、基本的に遺言書の全てを自分で書く(自書する)ことが求められていました。改正により、遺言の文章のう...

  • 生前対策をしておくメリットとデメリット

    相続税を抑えて節税できるもしもの時に備えて財産を生前贈与させておくことで、将来の相続税を抑えることが可能です。②遺産分割の争いを低減できる遺言などの生前対策をしておくことで、遺産分割の方法を指定することが可能です(民法908条)。遺産分割協議は全員の同意が必要であるため、相続人同士で揉めることが予想される場合に...

  • 相続税の節税と対策

    相続税を節税することによって、相続人は出費を抑えることが可能です。もっとも、適切な節税を行わなければ、過少申告と判断され加算税を課される場合もあり、注意が必要です。■生前贈与生前贈与とは、生前にする贈与のことです。通常の贈与と同じですが、特に相続を控えた人が行う贈与という意味で、生前贈与と呼ばれることが多い傾向に...

  • 相続発生から相続税申告までの流れ

    相続発生から相続税申告までの流れは、概ね以下のように進行します。順番は財産の有無が状況の複雑さなどによっても左右されます。適切なタイミングで適切な手続を採ることが重要です。①相続発生(被相続人の死亡)相続は、被相続人の死亡によって、相続人の意思に関わらず自動的に開始します(民法882条)。この時点(被相続人の死亡...